1.サクララウンジとは

     ここ最近、航空機利用者の中でニーズが高まりつつある空港の出発ラウンジ。その中でも日本航空JALが展開しているのが「サクララウンジ」とよばれるラウンジである。サクララウンジはJALが就航する国内14空港(羽田・成田・新千歳・仙台・中部・小松・伊丹・関西・岡山・広島・松山・福岡・鹿児島・那覇)に設置されており、軽食・飲食(ビールなどお酒も楽しめる)のほか、PC作業や窓越しにスポットインされている飛行機をのんびり眺めるなど、思い思いのゆったりとした時間を搭乗前に堪能できる。
     今回はその中でも、日本一のサクララウンジとされる羽田空港の国内線サクララウンジについて紹介する。

    2. さっそく中へ

    保安検査場を通過し、サクララウンジのエントランスへと向かう。

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    サクラララウンジのエントランス
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    フロント(2階)へとエスカレーターと階段


     エントランスを通過し、ゴージャスな階段を駆け上がると、鶴丸マークが掲げられたフロントへ。アプリ等でチェックインし、ラウンジの中へ進む。ラウンジは2種類に分かれており、JALのJGC会員であればサクララウンジへ、JALステータスが上級会員である「ダイヤモンド」、「JGCプレミア」に加え、当日ファーストクラスに搭乗する人はダイヤモンドプレミアラウンジへ進むことが出来る。

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    サクラララウンジのフロント


     羽田空港のサクララウンジは、駐機場にスポットインしている航空機を窓越しに眺めながら、軽食・飲食(ビールなどお酒も楽しめる)を堪能できる。座席数も十分に確保されており、コンセント等の電源設備も充実しているため、搭乗までの隙間時間を活用したPC作業も可能である。
     また軽食で提供されているポップコーンは季節ごとに味に変化があり、訪れた際は「ヒルバレーグルメポップコーン ストロベリーキャラメル味」が提供されていて、これがかなりの絶品であった。

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    サクラララウンジ内観
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    ヒルバレーグルメポップコーン ストロベリーキャラメル味

    3. ダイヤモンドプレミアラウンジ

     先程触れた「ダイヤモンドプレミアラウンジ」は、サクララウンジよりもグレードが高いラウンジとして整備され、ラウンジ内の雰囲気もまた一味違う。室内の照明はややシックで落ち着いた内観となっており、サクラララウンジと比べて混雑しておらず、ゆったりとした印象である。提供される軽食はかしわおにぎりや、JAL特製ビーフカレーパンなどサクララウンジに比べ充実度が増している。また、夏季限定(7月下旬~9月末)でハーゲンダッツアイスの提供もある。ハーゲンダッツアイスはJALの国際線の機内食で提供されているが、ダイヤモンドプレミアラウンジに入室すれば搭乗前に堪能することができる。

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    ダイヤモンドプレミアムラウンジ内観
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    ダイヤモンドプレミアムラウンジの軽食
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    夏季限定のハーゲンダッツアイスクリーム

    4.搭乗前にシャワーが浴びれる!

     羽田空港では、サクララウンジ、ダイヤモンドプレミアラウンジ共用のシャワールームが5室ある。シャワー希望者はフロントの係員に申し出てシャワーを浴びることが出来る。シャワールームは洗面所と浴室がガラス張りのドアで隔てられており、高級感漂う内装となっている。制限時間等は特にないためゆっくり堪能することができる。(搭乗時間ギリギリにならないよう注意は必要だ)。多客期では満室の場合があり、その際はフロントから呼び出し用のベルが手渡され、そのベルが鳴ればシャワールームに入室できる仕組みとなっている。シャワーを浴びスッキリした状態で搭乗できるのは気分がよく格別である。

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    シャワー室(全部で5部屋)
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    シャワールーム内観(ガラス張りでセパレート)

    5.サクララウンジ入室方法

     サクララウンジへはJALのJGC会員に入会すれば、搭乗時に毎回入室可能である。またJGC会員の付き添いとして1人まで入室することも可能であるため、JGC会員と旅行すれば、実質無料でラウンジに入ることが出来る。そのほか、羽田空港の場合はJGC会員でなくても、1人3,000円で入室することもできる。ぜひ搭乗前にサクララウンジを堪能してみてはいかがだろうか。